海外留学で保険が必要な理由と加入方法

短期留学でも保険は入っておくべき

長期的な留学の場合、保険に加入することが留学先の学校として受け入れのルールに決められていることも多いです。
しかし、短期留学の場合には任意となっていることも多くあり、短い期間だから加入するかどうかを悩む人も少なくありません。
やはり留学はお金がかかるものであり少しでも費用を軽減するための方法として加入しなくてもよいなら加入せずにと考える人もいるのです。

しかし、留学中は何があるかわかりません。
そこで加入しておいた方が安心安全であるといえます。
ここでは海外留学をする際、短期留学でも保険に加入をする必要性を説明してきます。

海外滞在中にトラブルに遭う確率は意外と高い

海外留学中に盗難などの犯罪被害、事故や災害への遭遇により日本の在外公館で援護を受けたという人は毎年10パーセント近くいると言われています。
一目見るとあまり多くないという印象を受けるかもしれません。
しかし、10人に1人という数は日本で同じようなことに遭う確率に比べると格段に高いものです。

万が一何か起きてからでは遅いですし、自分がこの10パーセントのうちに入らないとは限りません。
在外公館で援護を受けていない程度のトラブルに遭っている人もいることを考えるとトラブル対策として保険への加入は検討するべきです。

なぜ保険は必要なのか

海外でトラブルに巻き込まれる可能性があるために保険加入が必要と言っても具体的な理由はわかりにくいものです。
しかし、実際にトラブルに巻き込まれるとわかるのですが外国では日本と勝手が違うことがたくさんあります。

特に大きい違いとなるのが医療費です。
日本の健康保険や任意保険といったものが適用されないことも多くあり、基本的には現地通貨で全額負担をしなければなりません。

また、事故やケガの程度にかかわらず多くの場合には現地に家族が呼ばれます。
そうすると医療費のみならず家族の渡航費も発生してしまい、その金額は相当なものになってしまいます。

保険に加入をしていれば治療費についても負担がされますし、家族の付き添い費用も一部負担されることがあります。
海外は医療費がとても高く手術をすれば数百万になるという可能性も少なくありません。
救急車も有料であることがありますから、かかる費用は相当なものになる可能性があり、保険に加入しておくほうが安心できるのです。

保険加入のタイミング

日本の保険は出発までに加入を済ませることが必要です。
軽お役手続き後に送られる保険契約証を用意しておく必要があるので出発の1か月前には手続きを完了させておくつもりで準備しておくと安心できます。

また、クレジットカードを持っている人はカードの付帯海外旅行保険を所有していることもあります。
事前に保険の有無の確認、今回の留学が利用可能かどうか、補償内容がどのようなものかを確認しておくと任意保険の加入内容を加減して費用を抑えることができる場合もあります。