学生寮

学生寮はあまり多くないのが現状

海外の大学においてはかなり多数の大学に存在している学生寮ですが、日本においては
それほど多くはありません。国立大学など古くから存在している名門大学などでは、
伝統的な学生寮が今も現役で運営されているということもありますが、古い設備が
ずーっと使われ続けているということもしばしばです。一時期は学生寮はスポーツ課や
経済的にかなり苦しい学生のみが入るところというイメージもあったのですが、
ここ最近では仕送りできる額が減ってきたという親の事情もあり、再び学生寮を選ぶ
学生が増えてきている傾向にもあります。

そのため、かなり老朽化が進んだ学生寮を取り壊し、新しく住みやすい設備に
改築するという動きも全国で広がってきています。

学生寮の魅力

一般的な学生寮では、お風呂やトイレ、食堂などといった設備はみなと共同で
使用することになっており、その他に自室として個室が用意されています。かなり古い
学生寮などになると数人が共同で部屋を使うドミトリータイプもあるようですが、
今はほとんどの学生が個室のある寮を希望しています。個室はだいたい
4.5畳~6畳くらいの大きさになっていて、それぞれの学校によって
かなり間取りが違ってきます。

学生寮のよいところは、共同生活ならではの楽しい行事があるということです。
またアパートなどを借りる場合には食事など自分で用意しなくてはいけませんが、
学生寮なら基本的にまかないつきなので食堂でいつも料理を用意してもらえます。

学生マンションの存在

学生寮に類似した住居スタイルとして、学生マンションという施設も存在します。
こちらも学生寮と同じく、大学が所有や提携をする賃貸住宅のことですが
家具や家電が備え付けであったり、オートロックが導入されていたりと、
寮よりも設備が近代的であるケースがほとんどです。

慶応大学や明治大学のように、有名な大学が提携しているマンションも多く、
大学生活で1人暮らしをしながら、生活費を抑えたいという学生から
高い人気を集めています。

学生寮も学生マンションも、4年間ずっといなくてはいけないものではなく、
都合がつけば、いつでも別のところに引っ越すことも可能です。なので
地方から出てきた最初の1年は様子見として寮やマンションに入り、
そこから賃貸に引っ越すといった方法もとれます。

参考:慶應義塾大学生向け学生マンションなら学生マンションドットコム