部活動

大学でスポーツを極める

高校時代、何らかのスポーツに本気で打ち込んだという経験がある人は多いとは思いますが、大学生になってからも同じように本気でそれに継続的に打ち込むということはそれほど多くありません。

高校時代にインターハイや国体で優秀な成績を納めることができた人などは、その成績を生かして体育系大学や各大学のスポーツ学部などに推薦で入ることができたりします。

スポーツ推薦で入学した人はその部活に入ることが基本的な条件になっているので、少なくとも必ず入学時には推薦で入った部活に所属をしなくてはいけません。

ですが一般入試で合格した人が部活に入ってはいけないという決まりは全くないので、学業面では厳しくなるものの自主的に本気でスポーツに打ち込むということは可能です。

中には高校時代同じ部活のメンバーに恵まれなかったために大会でよい成績を得ることはできなかったものの、再び夢を追いたいとあこがれの監督や選手のいる大学を一般受験してそこで活躍の場所を求めるというような人もいたりします。

サークルと部活動は別物です

例えばサッカーなど人気のあるスポーツの場合、同じ大学内にサッカー部とサッカーサークルがあったりします。

どちらもサッカーをするというところでは同じですが、大学サッカーの場合にはそのままプロからスカウトが来てもおかしくないレベルで本気の練習をしていくことになります。

実際Jリーグで活躍する選手の経歴を見てみると、サッカー強豪校とされる高校から大学に進学しそれからプロになったという人もたくさんいるので、相当の実力とやる気がないと続けていくことは難しいでしょう。

一方でサッカーサークルやサッカー同好会の場合には、そこまで本気でなくもっと気軽に仲間たちで楽しくサッカーをしようという目的で活動をしていたりします。

このように同じスポーツの部活とサークルがある場合には、学校所有のグラウンドは基本的に部活の方が優先されてしまうので、サークルや同好会はよくて週に一回くらい、場合によっては全く外部のグラウンドを借りての練習となったりします。

サッカーの他にも野球や水泳、陸上、マラソンなどたくさんの部活がそれぞれの大学に存在しています。

名門校とはどこか

日本独特の傾向かもしれませんが、私立大学などでは手っ取り早く大学の知名度を高めるために、本来はスポーツ校ではないけれども積極的にスポーツの成績のよい選手を引き抜いて大会に出すというような方法をとっていたりします。

そのため偏差値の高さと知名度には全く相関関係がなく、一般入試でもかなり簡単に入れるレベルの大学であってもスポーツの強さから全国的に名前が知られているというようなこともあったりします。

一方で早稲田大学や慶応大学のように偏差値も日本の大学のトップクラスにありながらスポーツにも力を入れている学校もあるので、入学後に部活に入りたいという人はなかなか学校を選ぶのに苦労をするところです。